川崎リボン工業が使用しているアセテート糸について
素材が紡ぐ、未来への約束。
弊社では、長年にわたりアセテート糸を使用したリボン製造を続けてきました。
これまで使用していたのは、三菱ケミカル株式会社のアセテート糸「リンダ」(現在は廃番)です。
現在はアメリカ・イーストマン社のアセテート糸「Naia™ Renew(ナイア・リニュー)」を採用しています。
*商品によって「リンダ」を使用している在庫がございます。

アセテート細幅織物の染色技術と、本物の織物リボンが持つ「耳」の美しさ
アセテート素材のフローラル・包装資材用途向け細幅織物を、連続染色機で染色加工できる企業は日本国内でも限られており、川崎リボン工業はその一社です。
なお、細幅織物のリボンは、広幅の生地をカットして仕立てる「カットリボン」とは異なります。
細幅織物リボンは、最初からリボンとして織られているため、両端には織り込まれた「耳」があり、これが織物ならではの美しさと耐久性を生み出します。
リボンの両端をご覧いただくことで、その違いを直感的にご理解いただけます。

自然から生まれ、土に還る。アセテートが愛される理由
アセテートは、木材パルプを原料とした半合成繊維です。
石油由来の化学繊維とは異なり、自然由来の原料をベースとしている点が大きな特長で、生分解性を有しています。
しなやかな光沢、美しい発色、そして肌触りの良さは、長年にわたりリボン素材として親しまれてきました。

環境負荷を抑え、風合いを損なわない次世代の選択
Naia™ Renew は、こうしたアセテートの特長を活かしながら、
再生可能な木材パルプに加え、リサイクル原料を一部使用してつくられた素材です。
従来のアセテートが持つ表現力や風合いを保ちつつ、
原料の選定や製造工程において、環境への影響を抑える工夫がなされています。

確かな背景があるからこそ、自信を持って届けられる素材
私たちがイーストマン社の「Naia™ Renew」を選んだ理由は、素材の美しさだけではありません。
イーストマン社は、
🌿 持続可能な森林資源の活用
🌿 原料のトレーサビリティ(どこから来た素材かを明確にすること)
🌿 環境負荷を抑えた製造プロセス
といった点を重視し、環境への配慮を意識したものづくりを企業姿勢として掲げています。
また、素材の背景や製造プロセスを確認できる仕組みづくりにも取り組んでおり、
素材を扱う立場として、安心して選択できる点も特長のひとつです。
リボンを選ぶ基準に「想い」と「背景」という新しい価値を
見た目や手触りが似ているリボンであっても、
使用している素材や、その選び方には違いがあります。
普段はあまり意識されない部分ですが、素材の背景や製造に対する考え方は、
長い目で見ると環境や社会に影響を与えるものだと、私たちは考えています。
私たちは、リボンを装飾のための資材としてだけでなく、
贈り物や作品づくりの一部として使われる素材だからこそ、
安心して、意味のある選択として選んでいただけることを願っております。
色や形、価格と同じように、
「どのような素材が使われているか」
「どのような考えで作られているか」
といった点も、リボン選びのひとつの基準になれば幸いです。

未来へ続く、川崎リボンのものづくり
川崎リボン工業は、環境への配慮も意識しながら、
時代や用途に合った素材を選び、今後もものづくりに向き合ってまいります。

なお、アメリカ・イーストマン社の Naia™ Renew(ナイア・リニュー) についての詳しい情報は、以下の公式ページをご覧ください。
Naia™ Renew についての詳細(外部サイト)
*商品によって「リンダ」を使用している在庫がございます。
*Naia™ RenewはEastman Chemical Companyの商標です。

